2011年のこと、被災地のこと。

今年はなんだかいっぱい動きまわった1年でした。

年初めに初めてのフルマラソンを走り、その後京都でのレコーディング、

春には故郷・山梨での初ワンマン、京都3daysライブ、

7月〜8月は東北の避難所でライブ、終戦記念日に広島でライブ、

アルバム『トワイライツ』をリリースして、

レコ発関西(京都、神戸、大阪)ツアー。

たぶん過去の音楽人生の中で一番活発な年でした。

数えたら今年のライブは全部で44本。

多いのか少ないのかはわからないけど、

声をかけられたライブには場所を問わずすべて出演して、

とにかく全力で向かうしかなかった。

今振り返ると、心に焼きついているのはやっぱり

東北の無惨な瓦礫の風景。

石巻、女川、南三陸…

そして被災地のみんなの笑顔と涙。

東日本大震災が起こったときには

自分の歌がなにか役立つんじゃないかなんて

まったく考えられなかったけれど

つくづく被災地へ飛び込んで行ってよかったなぁと

年の瀬に今年を振り返りながら思っています。

血の流れたこころや街は

やがて瘡蓋が出来て再生していく。

お年寄りと杯を交わしたり、子どもたちとかき氷を食べたり、

そんなふれあいのひとつひとつに

ぼく自身のほうがすくわれたりもした。

現地で出逢ったみなさん、

ぼくを被災地に呼び出してくれた佐藤さんに

こころから感謝を。

今年の経験を生かして

来年、やるべきことに向かって

明日からまた進んで行きたいと思ってます。

今年一年、ありがとうございました。

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