3.11ふくしまそうまの子どものえがくたいせつな絵展

福島県相馬市の子どもたちが東日本大震災発生後に津波や復興への想いなどを自由に描いた絵画展「3.11ふくしまそうまの子どものえがくたいせつな絵展」が今日から9月30日まで山梨県甲州市の甘草屋敷子ども図書館で開かれています。この絵画展は東日本大震災の被災地に画材や絵本を届けている友人の版画家・蟹江杏さんが企画した絵画展で、昨年夏から全国を巡回しています。震災後、彼女の呼びかけで国内外から絵本や画材が寄付され、その画材を使って彼女は子どもたちに「お絵描き教室」を開いてきました。今回の絵画展はそこで描かれたたくさんの作品のなかから展示されています。相馬の子どもたちは放射能の影響で一日2時間しか外に出られず、土いじりもできないのだとか。そんな不自由な環境で過ごしてる子どもたちだけど、絵の中ではのびのびと自由に遊んでいるようにも思えます。津波でサーフィンしてたり、魔法で町をきれいにしていたり。子どもたちにしか描けないユーモアがそこにはありました。なかには死体をいっぱい描いたり、せっかく描いた顔を青く塗りたくってしまう子どももいたのだとか。子どもの願いとかつらさとかが無垢なまま絵に出てる感じがします。現在、杏ちゃんたちは集まった絵本を収納する「子ども文庫」を相馬市に設立中。今回の展示でぼくは歌うことで何か協力できたらと思っています。

3.11ふくしまそうまの子どものえがくたいせつな絵展
<会期9月5日(水)~30日(日)>の展示記念ライブ

■2012年9月17日(祝・月)
山梨県 塩山 甘草屋敷子ども図書館 ギャラリー

第1部「お父さんのチャリティーおはなし会」午前10時30分
対象 乳幼児とその保護者みなさん
「おはなし父さん」による絵本の読み聞かせやわらべ歌など

第2部:チャリティーライブ 午後3時から4時
対象 小学生から一般
雨宮弘哲(うた、ギター)と島崎智子(うた、鍵盤ハーモニカ)による音楽ライブ

※第1部2部ともに、終了後に募金活動と書籍『ふくしまの子どもたちが描く あのとき、きょう、みらい。』(蟹江杏/編)の販売を行います。(売り上げの一部が、福島県相馬市に「こども文庫」を設立するための募金となります。)

主催 塩山図書館読み聞かせボランティア 「おはなし父さん」
協力 NPO「3.11こども文庫」
お問い合わせ 甲州市立塩山図書館(℡0553-32-1505)
甲州市ホームページ

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