失くした鍵と駅員さん

労働ってこんなにキツいものなのか?といつものように極寒の深夜ふらふらの足で自宅前にたどり着くと、鍵がない。ほとんどトライアスロンでもやっているかのような通勤地獄の果てに鍵を失くすって、、新年からほとほと失望した。電車の中に忘れたに違いないと忘れ物センターに電話したがもちろん時間外。再び駅まで戻り、すでに終電も終わって閑散としている駅にまだ残っていた駅員さんに藁をもすがる思いで尋ねた。鍵を忘れたかもしれないんですけど…。50代後半くらいの駅員さんは一瞬訝ったが、丁寧に紳士に対応してくれた。もし私が逆の立場だったら仕事終わり前に余計な仕事増やすなや〜と声ではなく態度で全開に示していたと思う。心優しさに触れたというか、1日の終わりにも関わらず申し分ない対応をしてくれた駅員さんには困り果てていただけに感動すらした。そして終着駅に問い合わせてもらったところ、鍵、見つかった。嬉しかった。ありがたかった。ただもう取りに行く電車がない。明けて今日、終着駅の忘れ物センターまで出向き、無事鍵を取り戻すことができた。

15940757_1148230258630240_8121070501273018524_n

カテゴリー: NEWS