ディランを歌う会

来週5/17は「ボブディランを歌う会」にお誘い頂いてます。ふと思い出したのは5/17と言えば、1966年にロンドンのロイヤルアルバートホールにてボブディランがザ・ホークス(後のザ・バンド)を従えステージに立ち、フォークギターからエレキギターに持ち替えて客席から非難されたという伝説のライブの日。なぜ日付まで覚えていたかというと、5/17は自分の誕生日だったからです。そんなことが当時ぼくは嬉しくて、そのライブ盤が30年後の1996年にブートレグシリーズとしてリリースされた際には即購入して聴いていました。写真がそのCDです。20代の頃にロンドンを旅した際にはひと目でいいからその公演の行われたロイヤルアルバートホールの外観だけでも見たいと、かなりの距離を歩いて現地まで行ったりもしました。そんな日に今回偶然にもボブディランを歌うライブに参加できるのかー、と嬉しくなっていたら、、、、

あらためてロイヤルアルバートホールの公演についてネットで検索してみると、近年になってぼくが聴いてきたそのライブ盤はロイヤルアルバートホール公演のものではなく、マンチェスターのフリートレードホールでのライブだったことが発覚したという公式な発表が、、、そんなことってあるの⁈このアルバムタイトル「1966ロイヤルアルバートホールコンサート」というのが壮大な間違いで、実際のロイヤルアルバートホールでのライブは10日後の5/27に行われていたという。ブートレグ盤のリリースからさらに20年後の2016年になって「正しい」ロイヤルアルバートホール公演の音源は初めてリリースされたようだ。自分の誕生日の公演だと思い入れを持って現地まで訪ねて聴いてきたものがあのロイヤルアルバートホールではなかったことにかなりがっくりしてしまったけど、でも自分が今まで聴いてきたライブ盤は5/17の公演であることは間違いないようなので、まあ、いいかと半分こころ持ち直したところ。

ギター弾き語りに夢中になりはじめた中学高校のころからたくさんのコピーをしてきたボブディランの曲を、今再び鳴らすことの楽しさを感じながら、5/17の歌う会に挑もうと思っています。