このアルバムを作るために動き出したのはいつだっただろうか。ひかりのうまの店主でClub Lunatica(インディーズレーベル)のオーガナイザー谷口マルタ正明さんに協力してもらえたのがアルバム制作が進展した大きなきっかけでした。
前作「まぼろしがすむ」雨宮弘哲トリオ(2021年)をひかりのうまでレコーディングし、Club Lunaticaよりリリース。そのときアルバムに携わってくださったエンジニアさん、デザイナーさんをはじめ、マルタさんの声かけで集まったチームがあまりに素晴らしく、ぜひ次回作もこのチームで制作したいと思い、2年前にマルタさんにことわりを入れたところ、今回自主レーベルからのアルバムにも関わらず、マルタさんも協力してくださり、再びそのチームで仕事が出来ることとなりました。
ただ予算があまりにもなかったのでレコーディングスタジオの使用を諦めざるを得ず、路頭に迷っていたところ、前作も録音したひかりのうまでのレコーディングをマルタさんが快く承諾してくれ、エンジニアの夏秋さんと機材を運び込み、楽器をメンテナンスし、レコーディングをスタートさせることが出来ました。その頃、マルタさんは闘病中にも関わらず、レコーディングにも毎回立ち会ってくれ、5人のバンドメンバーと夏秋さんとで2日間で無事アルバム全曲のレコーディングを終えることが出来ました。
前置きが長くなりましたが、そのときからアルバム発売記念のライブはひかりのうまでやろうと決めていました。アルバムのタイトルが「ひかりのものがたり」なのもレコーディング中にひかりのうまからインスパイアを受けたからでした。
アルバムの完成を待たず、アルバムの音源を聴くこともなく、マルタさんが旅立ってしまったこと、それが唯一の心残りです、、、たぶんマルタさんにはこのレコーディングで手こずっていたぼくの姿しか印象に残ってないかもしれない、、、なんとか時間はかかったけれど、マルタさんのおかげでこんなにいいアルバムが出来ましたよー!とご本人にちゃんと報告したかった、、、感謝を伝えられないままのサヨナラがこんなに辛いなんて、なんで気づけなかったんだろう、、、
せめてマルタさんが居たこの空間で、ぼくたちにとって物凄くお世話になった思い入れのある場所で、アルバム完成の報告をしたいとひかりのうまでのワンマンを決めました。とくに雨宮弘哲トリオのメンバーはその思いが強くあると思います。
ぜひこの日、アルバム「ひかりのものがたり」が作られた場所にお立ち会いいただけたら嬉しいです。
過日、ライブ日程を決めるため、お店とバンドメンバーのスケジュールを確認したら、偶然にも全員が空いていたのがピンポイントで7月10日でした。
ピンときて遡ったらこの日はちょうど5年前マルタさんのレーベルから雨宮弘哲トリオでリリースした「まぼろしがすむ」のリリース日、そして同日にレコ発ワンマンをやった日でした。写真はそのときのライブ後にマルタさんとアルバムのチームと雨宮弘哲トリオとで撮った写真です。なんたる偶然。
ということは今回ちょうど5年ぶりのワンマンになります。
今後ツアーも計画してますが、レコーディングメンバー全員揃ってのバンドライブはおそらくこの1回だけになるかと思います。
継続が決まった新体制のひかりのうまで、いろいろな思いを込めて演奏したいと思います。

雨宮弘哲バンド「ひかりのものがたり」
アルバム発売記念ワンマン
2026年7月10日(金)
大久保 ひかりのうま
開場19時 開演19時半
2500円+飲みもの代
出演 雨宮弘哲バンド
メンバー
ボーカル、ギター 雨宮弘哲
コントラバス 宮坂洋生
サックス 広瀬波子
ピアノ 宮田真由美
ドラムス 川畑usi智史
ご予約
amemiyahiroaki@gmail.com
4月27日、午前0時より受付開始
ひかりのうま 新宿区百人町一-二三-一七 地下一階
