20170209@吉祥寺曼荼羅

生きてるように息するように気がつけば歌っていて、いったいいつまで歌ってるの?って質問が、いつまで生きてるの?って質問と同じに聞こえたりもして、でも歌う以外の価値を自分自身に見つけられないまま時は今日まで過ぎました。山梨から同じ雨宮三兄弟の三男、シンガーソングライター雨宮健三郎くんが東京まで歌いに来てくれて、ようやく初めての共演を果たしました。会場の吉祥寺曼荼羅にはぼくも高校2年生のときからライブ出演のため山梨から通っていたので、はるばる山梨からライブをしにやってくる健三郎くんが昔の自分と少し重なって見えました。ふと20年以上前の感覚が蘇り、あの頃の自分と今の自分とは音楽に対する接し方も心意気も随分変わったんだなと思いました。ライブ中盤、ぼくのギターの弦が切れたときに健三郎くんが素早く自分のギターを取り出し、ぼくにギターを貸してくれました。若いころにはぼくも曼荼羅のステージで先輩ミュージシャンが弦を切るとすかさず弦を差し出して対応したりしていたので、そんなやりとりも懐かしくてうれしかったです。健三郎くんとは名字と出身が同じなだけでなくアイリッシュ好きも共通だとわかり、終演後ギネスを飲みに近くのバーへ行きました。共通点は多いけどよく話してみたら生き方はまるで逆なんだな〜とわかったり、でもそこが面白いな〜とも思ったり。今度は山梨でも共演しましょうって話にもなり、それもいいなと思いました。あらためて自分にとっての音楽ってなんなのか東京ってなんなのか見つめ直してみたくなりました。

【2017年2月9日吉祥寺曼荼羅】
1歌星
MC〜曼荼羅で歌いはじめた頃の話
2アボカド丼
MC〜昨日、下の階から苦情がきた話
3雨に唄えば
MC〜雨宮あるあるの話(出席番号のこととか)
4不倫はやめなよ
MC〜やまなしに正月に帰省したときの話
5やまなし帰省のうた(仮)
6阿佐ヶ谷の部屋
7ぜんそく