谷口マルタ正明さんのレーベルClub Lunaticaよりアルバム『まぼろしがすむ』を雨宮弘哲トリオとしてリリースさせていただいたのは2021年。現在、ぼくの手元にある在庫はあと1枚。いつもマルタさんから直接入荷させてもらっていましたが、オーガナイザーのマルタさん亡きあとに今後レーベルの在庫は何処から入手したらいいものなのか、そんなお話を先日大久保ひかりのうまで関係者の方とさせていただきました。しばらくの間はレーベルの在庫は関係者の方が扱っているということで一安心しました。そしてライブハウスひかりのうまでは今後新たなライブは入れない意向であることもわかりました(ニューアルバムのレコ発を考えていた自分にとってはとても残念…)。Club Lunaticaにはここでしか聴けない名盤がいくつもあるので細々ではあってもレーベルは残っていってくれることを願っています。
ぼくがClub Lunaticaの存在を知ったのは90年代の終わり、オムニバスアルバム『船出』の購入がきっかけでした。なぜそのアルバムを購入したかというと、元たまの滝本晃司さんの「太陽の街」という未発表曲が収録されていたから。2000年代に入って当時ぼくが大好きだった遊星ミンツやひうがなつのアルバムもClub Lunaticaよりリリースされ、その2枚ともリリース当時に購入していました(特にこの遊星ミンツのアルバムは名盤で、ぼくの大好きな曲も収録されてます)。時を経て、マルタさんと知り合い、2021年にリリースした『まぼろしがすむ』に繋がります。自分にとってClub Lunaticaは素敵なアルバムを残してくれただけでなく、アルバムを作る過程から流通、プロモーションに至るまで、マルタさんらしい道筋を経て、他では得がたい経験も残してくれました。

写真はぼくが所有しているClub Lunatica作品群。マルタさん主催のオムニバスアルバム『船出』(1999)、遊星ミンツ『ドゥ・スーヴェニール』(2001)、ひうがなつ『日向夏』(2000)、雨宮弘哲トリオ『まぼろしがすむ』(2021)