こどもの視点でみる。

美術の学校んときの友だち杏ちゃんに久しぶりに会って、杏ちゃんが3.11以降に立ち上げた「3.11こども文庫」のはなしを聞いた。震災直後から相馬市の子どもに絵本と画材をおくり続けて、お絵描きワークショップをやったり、なんだかすてきなことをやってるぞと思ってたのですが、最近刊行された『ふくしまの子どもたちが描く あのとき、きょう、みらい。』の子どもたちの絵を見ていて、久しぶりにずこんとこころ動かされるものがあった。相馬の子どもたちは放射能の影響で一日2時間しか外に出られず、もちろん土いじりもできない。そんな不自由な環境で育った子どもたちが将来どうなってしまうのか、杏ちゃんはとても心配しているようだった。自由に遊ぶことができない子どもたちを杏ちゃんはせめて絵の中では自由に遊ばせてあげたかったのかもしれない。絵の中で子どもたちはとても自由だった。おもしろかったのは津波でサーフィンしてたり、魔法で町をきれいにしていたり。なかには死体をいっぱい描いたり、せっかく描いた顔を青く塗りたくってしまう子どももいたみたい。子どもの願いとかつらさとかが無垢なまま絵に出てるかんじ。すこしでも自由さを、きぼうがかなうような道すじをあたえられたらとぼくも思った。来年なにかいっしょにやれたらいいねと握手してわかれた。

http://www.cyzo.com/2011/12/post_9315.html

このサイトで紹介されてたのでよかったら見てみてください。