京都レコーディング終了

京都レコーディング、無事終えました。ぼくがずっと録りたかった歌を、ずっと録りたかった人と、ようやく形にできました。まだマスタリングは残ってますが、アルバム一枚のレコーディング、そしてミックスまで、全曲を一日でやり切りました。時間は限られていて、ゆっくり音を重ねる場合でもなく、その一回にかける感じのバンド一発録りでほぼワンテイクOK。ここをこうしたかったっていうのは実力がなかったってことでいさぎよくあきらめる。ノーリグレット、でもリグレット。だけどもレコーディングはいい作品を録りたいっていう欲があるのは当然だけど、それにいつまでもふりまわされてちゃよくない。ゆれたらだめになる。そんな気がする。今ある自分の姿をどうにか認めていかねばならぬ。そしてよくないとこだけじゃなくていいとこにも気づいてかないと。そして愛していかないと。録りたいのは上手い演奏なのか、それとも情熱なのか。あんまよくわかんないけど、録られたものは紛れもなくこのバンドの音で、それはうごかぬことで、我が子のような、記念すべき初音源、いとおしいよ。何度も聴き返し、じわじわとよろこびを噛みしめた。なかなかハードな日々だったけど、いちばん好きな音楽に集中できたし、貴重な体験をしたし、また音楽がより好きになった。いろんな出逢いがあって、最後は後ろ髪を引かれるようにぼくはひとり京都を後にした。わざわざ京都まで行った甲斐が充分にありました。ギター3台+スーツケースを持っての移動はやっぱりきつかったけど…。今度はライブで行きたいな。ちかいうちに。

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