山梨県塩山 甘草屋敷子ども図書館

版画家の友人、蟹江杏さんが震災直後、福島県相馬市の子どもたちに画材や絵本を贈り、子どもたちにお絵描き教室をして描かれた絵の展示を僕の地元の山梨でも出来ないかと半年前から計画していて、地元に話を持っていったところ、次々と理解者・協力者が現れてスムーズに話がまとまり、今月、塩山駅前の子ども図書館での展示が実現しました。そして展示に合わせて絵の前でライブもすることになりました。ぼくとしては地元でのライブは11年振り。とにかく震災後の希望に満ちた子どもたちの絵に恥じないような演奏をしようといつもより慎重にリハーサルを重ねて本番を迎えました。40展以上の相馬の子どもたちの絵がならぶ子ども図書館内にあるギャラリー。そこにたくさんの人たちが集まって歌を聴いてくれました。積極的に協力してくれた島崎智子さんの歌は子どもにも大人にもしっかり届いていたようで泣いてる人、笑っている人それぞれに楽しんでくれているようでした。なによりも故郷の人たちはあったかかった。この場所でライブが出来たこと、相馬の子どもたちのことが伝えられたこと、心からよかったと思えました。来てくれた方、子ども図書館のみなさん、本当にありがとうござました。この絵の展示は今月末まで甘草屋敷子ども図書館でやっています。山梨の方は是非見に行ってみてください。

3.11ふくしまそうまの子どものえがくたいせつな絵展」展示記念ライブ
 出演 雨宮弘哲(うた、ギター)と島崎智子(うた、鍵盤ハーモニカ)
 【セットリスト】
 第一部 1大きな栗の木の下で 2メリーさんの羊 3幸せなら手をたたこう
 第二部 1み空 2歌星 3北風小僧の寒太郎 4ヒヤシンス君 5イモムシ 6デッサン 7バカヤロー 8汽車は出て行く アンコール 9幸せなら手をたたこう

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3.11ふくしまそうまの子どものえがくたいせつな絵展

福島県相馬市の子どもたちが東日本大震災発生後に津波や復興への想いなどを自由に描いた絵画展「3.11ふくしまそうまの子どものえがくたいせつな絵展」が今日から9月30日まで山梨県甲州市の甘草屋敷子ども図書館で開かれています。この絵画展は東日本大震災の被災地に画材や絵本を届けている友人の版画家・蟹江杏さんが企画した絵画展で、昨年夏から全国を巡回しています。震災後、彼女の呼びかけで国内外から絵本や画材が寄付され、その画材を使って彼女は子どもたちに「お絵描き教室」を開いてきました。今回の絵画展はそこで描かれたたくさんの作品のなかから展示されています。相馬の子どもたちは放射能の影響で一日2時間しか外に出られず、土いじりもできないのだとか。そんな不自由な環境で過ごしてる子どもたちだけど、絵の中ではのびのびと自由に遊んでいるようにも思えます。津波でサーフィンしてたり、魔法で町をきれいにしていたり。子どもたちにしか描けないユーモアがそこにはありました。なかには死体をいっぱい描いたり、せっかく描いた顔を青く塗りたくってしまう子どももいたのだとか。子どもの願いとかつらさとかが無垢なまま絵に出てる感じがします。現在、杏ちゃんたちは集まった絵本を収納する「子ども文庫」を相馬市に設立中。今回の展示でぼくは歌うことで何か協力できたらと思っています。

3.11ふくしまそうまの子どものえがくたいせつな絵展
<会期9月5日(水)~30日(日)>の展示記念ライブ

■2012年9月17日(祝・月)
山梨県 塩山 甘草屋敷子ども図書館 ギャラリー

第1部「お父さんのチャリティーおはなし会」午前10時30分
対象 乳幼児とその保護者みなさん
「おはなし父さん」による絵本の読み聞かせやわらべ歌など

第2部:チャリティーライブ 午後3時から4時
対象 小学生から一般
雨宮弘哲(うた、ギター)と島崎智子(うた、鍵盤ハーモニカ)による音楽ライブ

※第1部2部ともに、終了後に募金活動と書籍『ふくしまの子どもたちが描く あのとき、きょう、みらい。』(蟹江杏/編)の販売を行います。(売り上げの一部が、福島県相馬市に「こども文庫」を設立するための募金となります。)

主催 塩山図書館読み聞かせボランティア 「おはなし父さん」
協力 NPO「3.11こども文庫」
お問い合わせ 甲州市立塩山図書館(℡0553-32-1505)
甲州市ホームページ

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