同郷のシンガー沢登秀信さん

島崎智子さん企画のミディレコード所属アーティストが出するイベント『ミディヨロシクvol.5』を見に池ノ上ruinaへ。ぼくと同じ山梨県甲州市塩山出身のシンガー沢登秀信さんの歌も聴くことが出来ました。沢登さんとは初対面だけど話していて笑ってしまうくらい共通点が多かった。同郷で今でも歌い続けてる先輩がいるというのはぼくにとってすごく心強い。いつか故郷でいっしょに歌える機会があったら素敵だなぁと思いました。

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ひと段落

今月あった11本のライブが無事すべて終わり、ひと段落ついたところです。
石巻の避難所や中学校をまわるツアー。そして島崎智子さんとのライブ。
7月は得難い経験をたくさんさせて頂きました。
来月は宮城県、広島県、山梨県をギター1本でまわる予定でいます。
詳細は決まり次第更新していきます。

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島崎智子さんの投げ銭ライブ

よいよ明日です!雨宮はゲストで何曲か歌わせてもらいます。
すごく楽しみ!

7月27日(水) 池ノ上 Bar ruina
 出演 島崎智子  guest 雨宮弘哲
 開演20:00 料金 バーチャージ 500円+1オーダー+投げ銭
 東京都 世田谷区 代沢 2-45-9 飛田ビルB1F右
 tel. 03-5877-2835 e-mail. bar.ruina@gmail.com

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記憶に語りかける音楽

下記のサイトの「MEET MUSIC」というコーナーにて、雨宮弘哲オススメ名盤ということで、アルバム3枚を紹介させて頂いてます。他にHARCOさん、L⇔Rの黒沢健一さん、空気公団のみなさん、GOMES THE HITMANの山田稔明さん、advantage Lucyのアイコさんなどが名盤を紹介してます。ぜひご覧になってみてください。

http://popsicleclip.jimdo.com/meet-music/

  

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ジャケット完成〜!そして2days

8月21日リリース予定のこたつのファーストアルバム『トワイライツ』のジャケットが完成しました。全5曲収録。ライブ会場にて販売します。


こたつ『トワイライツ』 2011.8.21 release

そして今日、明日と2連チャンでライブです。六本木と高円寺。
ぜひ歌を聴きに来てください。

■2011年7月23日(土)六本木 vanilla mood
 「素晴らしきヤングサウンドの世界 (It’s A Wonderful World Of Young Sounds)」
 開場 18:30 開演 19:00   チャージ ¥1,000 (+drink)
 出演 ザ・ニューシェルビーズ/雨宮弘哲/東京CRISPS/Machu-Pichu/ルイス稲毛バンド(with Session)
 ※雨宮の出番は2番目で19:30〜19:50です。

■2011年7月24日(日)高円寺 MOON STOMP
 「MoonStomセレクト」
 出演 雨宮弘哲/高木正典
 開場 19:30 開演 20:00  チャージ ¥1,000 
 ※雨宮の出番は2番目で21:00〜です。

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被災地の現状

東日本大震災から約4か月後の被災地の状況。
ライブで訪れた宮城県女川町で撮影してきた映像です。

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宮城県石巻市、被災地ライブを終えて

瓦礫の町を見るのが怖かった。
哀しみに暮れる人の表情を見るのが怖かった。
テレビでは見て知ってるはずなのに、実際、自分がそこに立ってみることが、
その土地に近づくにつれ怖くなってきた。
東北本線に揺られながら、少しずつ変わっていく町の表情を見ながら、
いたたまれない気持ちにもなった。
「目をそらさずすべて見つめてやろう。」
心の中でそう決意して、
石巻の中心に位置する日和山から、海沿いの街並みを見渡した。
壊滅的な被害にあった女川町の瓦礫の中も歩いた。
大量発生してるハエ、広範囲に撒かれた石灰、なぎ倒されたオイルタンク、
そしてキラキラ輝く穏やかな海…。
そんな光景を見つめ、
自分の中に湧き上がってきた感情は全て歌に込めよう。
そう思った。

3日間で7公演。多い日は1日3カ所、
石巻の避難所を中心にギター1本で歌ってまわった。
他校から転校を余儀なくされた生徒が10数名在籍してる石巻市の
河南東中学校、河南西中学校でまずは歌わせてもらった。
世代の違う中学生の前で何を歌っていいのか戸惑ったのだけれど、
哀しみや空しさや励ましや喜び、
胸にくすぶっている想いはすべて歌にぶつけて歌った。
少しずつ聴いてくれてるみんなの顔が笑顔になっていく。
そんな様がステージから見れたのがうれしかった。
終演後、なぜかサイン攻めにあったけど、
それをきっかけに生徒たちと触れ合えたのもよかった。
どちらの中学校も理解のある校長先生だったし、
こんなぼくを生徒の前で歌わせてくれたことは
貴重なぼく自身の心の宝にもなった。

避難所には様々な事情を抱えた人たちがいた。
あまりに辛い話なのでそれはここには書かないけれど。
みんなダンボールをうまく使って自分の空間を作り、
この夏の暑さに耐えながら、もう4カ月もここに暮している。
大人たちは大人たちの出来ることを。子供たちは子供たちに出来ることを。
長期化する共同生活の中で、それぞれが出来ることをそれぞれにこなしてるようだった。
それは同じ傷を胸に過ごしているひとつのおっきな家族みたいだった。
抽選で当たるという仮設住宅に移動できるときが来れば
またばらばらになってしまうであろう、それまでのひとときの家族。
「がんばってください」なんて言葉は簡単に口には出来なかった。
ただぼくは歌うことで、おこがましくも自分なりのエールを贈った。
オリジナル曲から民謡まで、自分はピエロにでもなったかのような気持ちで
とにかく踊るように歌い続けた。
そして歌い終えた後の拍手がなぜだか妙に心に染みた。
こんな時に歌なんかで人を励まし、心を癒すことがことが出来るのだろうか?
その答えは、聴いてくれていたご老人たちの言葉と表情でしっかり掴むことが出来た。
終演後、ぼくもその家族の輪の中に招かれ、飲めないお酒も飲んだ。
普段は演歌しか聴かないという71歳のおじいちゃんには
「感動しました、明日からがんばろうと思いました」と強く何度も何度も礼を言われた。
それを聞いてるうちにぼくも涙があふれてきた。
その夜はいつまでもその避難所を去りがたかった。

今回このライブのオファーが来なければ、
ぼくは石巻に来ることは多分なかったと思う。
惨事を目の当たりにして、ほころびた胸の穴を大きな力に変えて
被災者のみなさんの前で歌うことをひたすら繰り返す毎日。
こんな経験なかなか出来るものじゃない。
それはマネージャーのようにいつでも横でおれの歌を聴いてくれてた
行動力のある佐藤さんのおかげ。
石巻に行くことが出来て本当によかった。
また石巻に歌いに行くからね。
そう遠くない日に。

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