横浜O-SITE。思いっきり歌えて、気持ちのいいライブになりました。自分の中に大きな課題があって、それを実践し、その成果が出せた日。とても嬉しかった。こういう経験が積み重なっていくことの大切さを噛み締めながら、じっくりと喜びに浸りました。歌はやっぱり大切に届けたい。そして楽しくありたい。演奏直後、ステージまで近づいてきて、ぼくの手にお札や硬貨をねじ込んで去っていった見知らぬお客さんがいました。それは歌が届いたんだという実感が持てた瞬間で、今日までぼくが取り組んでいたことに対する対価のようにも思えました。救われたような、嬉しさで胸がいっぱいになった瞬間でした。長くライブ活動をやっていると、歌が届いたという実感がもてないまま終わるライブもたくさんあります。その度に心は折れて、自分で自分を励ますことすらバカバカしくなります。だからこういう瞬間は宝石のようにキラキラ輝くのです。この一瞬の喜びは本当に大きい。ありきたりな言葉ですが、そういうことがあるから音楽を続けてきて本当によかったと心底思えます。だからいい経験だけでなく辛い経験にも感謝したい。まだまだ成長過程ですが、伸び代は感じています。昨夜、雨降る横浜までわざわざ足を運んでくれたお客さん、共演者スタッフの皆さん、そしてこういう機会を与えてくれた主催の高橋さんに深く感謝です。これからも音楽を続けていくパワーと喜びに満たされた大切な夜でした。