「 川 」
きみにすきなひとができたなら
ふたりのしあわせのかたちはちがってくる
いびつなかたち
ハート型じゃない
ぼくときみには ちがう川がながれてる
いつからか
どんどんとおくはなれてくきもちの川
おいかけることはできない
とめることもできない
どうしても
いつか その川が また 交わることがあるのなら
ぼくはやさしくわらってきみに会いたいと思うよ
きみは どうかな
ふたりのたくさんの時間の中で
傷つけたり笑われたりしながら
わかろうとしたりわかろうとしなかったり
ぼくらの川は はなれていった
どうしようもなく
死ぬまで続くおたがいの川
いつか また まじわる日がくるかもしれない
ぼくは そのとき わらって むねをはって
いれたらいいな