素晴らしい2マンを見ました。マーガレットズロース×中川五郎。ライブに足を運んで本当によかった。
五郎さんが高校生だった60年前に流行っていたとMCでお話していたフォークソング。2026年、東日本大震災から15年が経ち、衆議院選挙があり、世界では戦争が始まり、混沌としてきた今の時代に60年間フォークソングに携わってきた五郎さんの歌を目の前(最前列)で聴く。思想を押しつけるのではなく、ストーリーテーラーとしてぼくたちに事実と気持ちを届けてくれる。今の時代から目を逸らさず作られた歌とはいえ、五郎さんの作るフォークソングが響いてくるのは決してそれだけではない気がした。震災後の石巻での検死の描写、そこから京都のカレー屋に繋がるストーリー、選挙権を与えられなかった黒人、男になりたがる人(女)、、、今も断片的にライブのシーンが熱い気持ちと共に甦る。先月の衆議院選直後に書かれた宮尾節子さんの詩に許可を得て曲を付けたという歌も今の状況にまさに響くものでした。
そしてマーガレットズロース。演奏を聴くのはおそらく20年振りで3回目。想像を超える素晴らしさでした。本当に見れてよかった。今年結成30年。バンドの歴史を感じながら聴かせていただきました。とにかく演奏も音も良くてすごく気持ちが良い。何よりとても楽しかったのです。このところ気持ちが落ち込んでいたのだけど、平井さんのパフォーマンスに命を救われるくらいの元気をもらいました。本当に。1996年から30年間、同じメンバーで続けてるってめちゃくちゃ凄いことだし、それが音やパフォーマンスに鋭く心地よく反映されてるのも凄いなぁと思いました。歌詞も声もギターもベースもドラムも全部好きだけど、1番はバンドとして好きだなぁと思えたこと。
そしてマーガレットズロース×中川五郎のセッション。2マンとしては初共演で、親子くらいの世代差もあるとのことでしたが、この2組の組み合わせは親和性が高く、どの曲もお互いの個性を活かし合ってて素晴らしかった。事前に合わせることはなかったようですが、その緊張感と新鮮さが観ているほうとしてはたまらない。楽しそうなセッションでこちらもハッピーな気持ちになりました。ビートルズのノーウェアマンの選曲、五郎さんの曲、マーガレットズロースの曲と盛りだくさんで全部聴き応えあるセッションでした。
アンコールはマーガレットズロースが1曲。バシッと気持ちよくしめてくれました。
2026/3/14
阿佐ヶ谷 MUSWELL
「藪こぎ 2026」
出演:マーガレットズロース、中川五郎